
書道教室の生徒による作品展「第7回心響展」が10月25日・26日、加古川市立松風ギャラリー(加古川市野口町)で開催される。主催は心響会。
同会は高砂出身の書家・藤田雄大さんが主宰する書道教室。2018(平成30)年8月、第1回「心響書道展」として始まった。藤田さんの教室に通う一般会員による年に1度の創作活動の発表の舞台で、今回は高校生以上の一般会員13人が、臨書・規定・創作作品の計38点を出品。賛助出展として藤田さんも2点出品する。
同会幹事の中井佐枝子さんは「心響展に向けて、藤田先生の教えの一つである古典の臨書を基本に練習を重ねてきた。臨書から自由な創作まで幅広い表現が集まっているのが見どころ」と話す。「日々の稽古と並行して作品作りに取り組む人、仕事と稽古、作品作りを工夫しながら取り組む人などさまざま。挫折しそうな時もメンバーは一つになり、仲間の支えで続けてこられた」と振り返る。
昨年度から始まった一文字は、今年は「昭和百年」に当たることから「百」に決まった。「百」は、「豊かさ」「達成」「新たな始まり」という意味があり、「メンバーのすてきな未来に願いを込めたい」という思いもあるという。
中井さんは「仲間と共に互いに刺激を受けながら切磋琢磨(せっさたくま)した日々を送ることが、創作活動につながっている。作品から温かさ、活気、癒やし、頑張りなど感じてもらえたらうれしい」と来場を呼びかける。
開催時間は、25日=14時~17時、26日=10時~16時30分。入場無料。