
東播磨地域32カ所のため池などをスポットにした「ため池GO!デジタルスタンプラリー」が現在、開催されている。主催はいなみ野ため池ミュージアム運営協議会(事務局東播磨県民局)。
同協議会は2002(平成14)年から、東播磨地域の財産である「ため池群と水路網」を守り、生かし、次世代へ継承するため、堤防の草刈りやかいぼり(池干し)から、SUPやカヌーなどのウオータースポーツ、学校や地域団体を対象にため池や疎水についての学習機会を創出するなど、地域全体を博物館に見立て多彩な活動を繰り広げている。
今回のデジタルスタンプラリーは、2023年に「ひょうごフィールドパビリオン」の認定を受け、明石高専と連携し開発したアプリ「ため池GO!」の普及や利用促進によるため池等の情報発信の強化が目的。同アプリでは、ため池などのスポットを巡り、いなみ野ため池ミュージアムの黄色い看板のQRコードを読み取ると、スタンプをコレクションすることができるほか、チェックインガチャでため池に生息する生き物などを図鑑にコレクションできるなど、いろいろなゲームに参加することができる。デジタルスタンプラリーでは現在開催中の第1弾と第2弾の実施期間中に5つのスタンプを集めた先着各250人に、JA兵庫南直売所「にじいろふぁ~みん」での買い物券を進呈する。
事務局担当の西田絢音さんは「東播磨には個性的なため池がたくさんある。これを機会に足を運んでみて、普段見ることのない風景や魅力を感じてほしい」と参加を呼びかける。
実施期間は、第1弾=6月19日まで、第2弾=8月18日~9月30日。参加無料。