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高砂のカフェでアートフェス「親バカ展」 親が我が子の作品をべた褒め

「親バカ展」と企画した浜田健太さん

「親バカ展」と企画した浜田健太さん

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 我が子が創作した絵画や工作を親が褒めたたえるアートフェス「親バカ展」が現在、高砂のカフェ「はま茶」(高砂市米田町)で開かれている。

「親バカ展」の展示作品

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 同店が入る建物で美容室を経営する浜田健太さんが企画した同展。浜田さんは子どもの頃から絵を描くのが得意で、親や学校の先生からよく褒められていたという。誰かに褒めてもらう体験をたくさんの子どもたちに味わってほしいと2022年から毎年開き、4回目になる。

 絵画や工作、段ボールを使った立体作品など巧拙を問わず約30点を並べる。持ち込んだのは作者の子どもではなく親。全ての作品には親からの紹介文を添え、「母のお気に入り」「圧倒的な逸品」「ぜひ美術館に飾ってください」などの絶賛コメントが並ぶ。「親からすると自分の子どもの作品は『天才かも』と思うこともある」と浜田さん。「それを堂々と展示する場所。愛ある親ばかコメントも見どころ」と話す。

 「3さいのばくはつ」と名付けられた作品は数色の色鉛筆で何重にも自由に重ね書き。親からは「天才のなせる技。顔つきがもう芸術家」とべた褒め。お菓子の箱に紙で仕切りを作った作品「ドングリ迷路」には「これはおやじには作れない。6歳にしてもう親父を超えてゆきました」と愛情たっぷりのコメントが寄せられる。浜田さんも筋金入りの「親バカ」。小中学校の行事の冊子の表紙を飾った娘の作品を展示した。「学校からも評価されている。天才ですよね」と称賛する。浜田さんは「作品と親のコメントを見て、自分の子どもの作品も展示したいと思ってもらえたら」と来店を呼びかける。

 営業時間は9時30分~17時。月曜定休。5月18日まで。5月19日~30日は高砂市役所分庁舎、6月12日~29日は高砂市立図書館でも開催する。

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