「おうぎまちカフェ 輝喜(きき)」(高砂市荒井町) が山陽電鉄荒井駅前の扇町エリアにオープンして、1月19日で半年がたった。
店主の覚野貴彦さんは2023年3月まで高校教員を務め、「仲間が集える場所をつくりたい」というかねてからの思いから開店を決意。約90年前に建てられた貴彦さんの実家を改装し、店舗にした。約35坪の店内には18席を配置。店名は両親の名前から一字ずつを取って命名した。
内装工事から開店準備まで「多くの縁に支えられての船出だった」という覚野さん。内装・電気工事はサッカー部時代の仲間が手がけ、庭の手入れは教え子の庭師が担当。古い土壁も自分で練り直して修繕し、調度品の多くは知人から譲り受けた。店のロゴはデザイナーの息子が制作するなど、人とのつながりで作り上げた空間となっている。
2024年4月からは妻の省子さんと二人三脚での準備を進め、7月19日にオープン。コーヒー (450円)~、ワッフル(600円)、本日のケーキ(400円)などのカフェメニューを用意する。看板メニューの輝喜プレート(700円)には、トーストと飲み物に自家栽培した野菜を使ったサラダやぬか漬けを添える。ぬか漬けは省子さんの自家製で野菜の他、豆腐やゆで卵などおかずになるものや果物も入るのが特徴。
貴彦さんは「ゆっくりと過ごしていただき、おいしい時間を楽しんでほしい」と呼びかける。
営業時間は8時30分~18時(土曜・日曜・祝日は17時まで)。