オフィス総合サービス会社「フジヤ號（ごう）」（加古川市加古川町）が11月14日、リニューアルした新オフィス「はた楽空間Connect（コネクト）」を関係者にお披露目した。

内覧会で説明する山本亜也夫社長

　新オフィスは、構想から完成までに約1年9カ月かかったという。同社は、リニューアルと同時に新しいロゴを制作。「社員一人一人の意見を尊重する会社作り」を目指し、「枠にとらわれない」形で全てのスペル（FUJIYAGO）をロゴマークに込めたという。山本亜也夫社長は「新オフィスのセミナールームやオフィスツアーなどでIT人材育成を行う。新しい働く空間と働くスタイルが体感できる」と話す。

　同社の矢野剛さんは「コミュニケーション不足解消のために壁をなくしてワンフロアにし、仕事の席は固定せずに抽選で決めている。建物だけではなく働き方が大きく変わった」と話す。個人書類も50～80％削減できたという。同社の山崎千沙世さんは「オフィス家具や内装、レイアウトなど女性の意見を取り入れたオフィス。女性目線でトイレにもこだわっている」と話す。

　同社の岩橋亮汰さんは「2市2町の中小企業の皆さんに向けて、予約制で約90分のオフィスツアーを実施している。実際に働いている姿やオフィスを見て働き方を考えるきっかけにし、それぞれの会社の働き方を見つけてほしい」と話す。