加古川駅前にある寺家町商店街で7月3日、100回目を迎える「蚤(のみ)の市」が、加古川市農林漁業祭プレイベント「軽トラ市」とコラボイベントを行う。
2004年10月に始まった「蚤の市」は今年で12年目。毎月第1日曜に、商店街の路地に古着や小物など装飾品、ハンドマッサージ、占い、焼きそば、ケーキなど、約30ブースが出店する。今回は40店舗が出店する予定。
商店街組合副理事長の立岩成晃さんは「商店街のシャッター前や空き店舗を活用して、少しでも(商店街が)活気づくことを目的にスタートした。これまで(出店数が)少ない時は5店舗の時もあった」と振り返る。
「出店者同士が『ここで会えることが楽しみ』とコミュニティーが生まれる機会になっていると感じる。蚤の市で知り合い、合同出店する人や、店を開業した人もいる」とも。「イベントを通じて街中で「仲間作り」のきっかけにしてもらえることがうれしい」と話す。
今回のコラボ企画は加古川市の提案。「軽トラ市」は加古川市農林漁業祭実行委員会が主催し、昨年11月に始まった新企画。加古川市内で採れた野菜や農畜水産物を、生産者らが軽トラで運び、販売する。
当日は、トラック11台が寺家町商店街に集結する予定。加古川産の野菜 (トマト、キュウリ、ナス、ピーマン、玉ネギ、ホウレン草)をはじめ、 海産物の「タコ」や、地元酒蔵が作る「甘酒」、加古川和牛しぐれ煮、巻きずし、かつめし、炊き込みご飯、黒豆ジェラート、はちみつジェラートなどが並ぶ。
「軽トラ市」担当者の高橋周さんは「軽トラ市は、生産者と消費者の距離が近いことが魅力。生産者の名前だけでなく、顔が分かり、会話を楽しめることも醍醐味(だいごみ)の一つ。軽トラ市はまだまだ認知度が低いため、とにかく知ってもらい、大きなイベントにしていきたい」と意気込む。
開催時間は10時~15時(軽トラ市の一部は13時まで)。