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加古川で創業の企業がUターン 新社屋は環境に配慮

環境に配慮した新社屋

環境に配慮した新社屋

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加古川で下水道管理や廃棄物処理を行う「SIC」が5月28日、本社を兵庫県加西市から加古川市加古川町に移転した。新社屋は、環境に配慮した構造になっているという。

芝本社長

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同社は1962(昭和37)年に創業した「芝本商店」が起源。建築材料の卸売を営むなど事業を拡大し、2006年に本社を加西市に移転した。2016年には「SIC」に社名変更した。

新社屋は既存の倉庫を活用し、倉庫の下にプレハブの事務所スペースを設置した特徴的な構造となっている。倉庫屋根には大容量の太陽光発電設備を備え、建物の壁面緑化の実施や、敷地境界を植栽にしている。

同社社長の芝本忠雄さんは「近くに住宅街もあり、環境事業に取り組んでいる自社が率先して周りに配慮した取り組みをしたかった」と話す。「壁面緑化では建物内温度の低下やCO2の削減を狙った。植栽で代用した壁は外からも敷地内が見え、周囲の安心感も高まるのでは」と期待する。

芝本さんは「創業の地で事業を踏ん張っていきたい。一人でも多くこの地域での雇用を増やしていきたい」と意気込む。

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