JR東加古川駅近くにある「パン工房フールフール」(加古川市平岡町、TEL 079-422-2737)が6月28日、15周年を迎えた。
2004年6月にオープンした同店は「健康は自然の恵みから」をコンセプトに製法や材料にこだわり、野菜など自然の食材を使ったパン作りが特徴。
フールとはフランス語で「オーブン」という意味。食品会社に勤めていたオーナーの小林資征さんが、仕事をきっかけにパン作りの面白さに魅せられ、10年の修業期間を経て開業した。気温や湿度などに敏感なパンの生地は、「生き物」と例えられるほどで、小林さんは「客の反応を励みに腕を磨いてきた」と振り返る。
店内には常時70種類ほどの商品を並べるほか、人との会話や本などをヒントに開発した季節限定パンを月替わりで販売している。7月は「神戸長田牛すじぼっかけカレー」「ピり辛チョリソ」「チキンとカラシ蓮根」「ショコラピーチ」の4種。今後は都市部で人気が高い、外皮が堅くパリッとした食感が特徴のハード系パンにも力を入れていくという。
小林さんは「パン作りは手間と時間がかかり、必死にパン作りに向き合ってきて、あっという間の15年だった。これからもほかの店にないようなパンを作って、たくさんの人にパンのおいしさを知ってもらいたい」と意気込む。
営業時間は8時~19時30分。日曜・月曜定休。