加古川囲碁協会主催第1回新春加古川囲碁大会が1月6日、東加古川公民館大ホールで開催され、各公民館の代表が真剣なまなざしで試合に臨んだ。主催は加古川囲碁協会。
同大会は今回が初めての開催。当日は加古川市内の公民館所属の囲碁クラブ12団体16チーム80人が参加。成績は「両荘公民館囲碁クラブ」=優勝、「別府A囲碁クラブ」=準優勝、「尾上囲碁クラブ」=3位となった。
大会に参加した山口剛宣さんは「いろいろな人が参加し、強い人もいて勉強になった。これからも続けてほしい。立ち上げた人は大変だっただろうが感謝したい」と話す。
昨年同協会を立ち上げた代表の神戸信二さんは東加古川公民館囲碁クラブに所属しているが、2015年を最後に市内にある神戸製鋼所が主催する大会が終わり、その後市内で大きな大会が開催されなかった。周りの囲碁愛好家から「大会おもしろかったなあ」「またやりたい」との声を聴いたのが、同協会立ち上げと、囲碁大会の開催のきっかけになったという。
「加古川には囲碁の人口も多く、盛んに行われていることを知ってほしい。囲碁ファンとして囲碁人口を増やしていきたい」と神戸さん。本格的に始めたのは3年ほど前だというが「石を打つ時の音や臨場感、相手の呼吸を感じながら打つのが楽しい」とも。同市内の各公民館には囲碁クラブがあり、それぞれ10人から70人が所属し、年に2~3回対戦をして昇段するという。
神戸さんは「加古川は将棋だけではなく囲碁も頑張っていると思われるようになればうれしい。文化交流が盛んな街になれば。ルールを覚えないといけないが、子どもや女性もどんどん参加してもらい、活性化していきたい」と意気込む。