加古川市商店街連合会で7月18日、商店街の情報を配信する「かこがわ商連LINE@」を開設した。商店街連合会でのLINEの活用は初の取り組み。
商店街のインフォメーションに掲載している「かこがわ商連LINE@」のQRコード
加古川駅前で約70店が営業する同商店街。今回の取り組みは2017年、甲南大学(神戸市東灘区)の学生が地域課題解決を研究する一環で商店街でのSNS活用を企画提案したことがきっかけとなる。同連合会で具体化を進め「LINE@」を開設。現在、各店舗が協力して利用を進めている。
会長の立岩成晃さんは「ここ数年で、広告媒体もチラシからSNSへと変化している。商店街では、古くからある店舗と、新しい店舗の営業形態や取り組みもさまざま。商店街内で、情報をうまく共有できれば」と話す。「大型店にはない魅力として、商店街の良さをうまくアピールできれば」とも。
事務局長の石川仁一さんは「情報は今後、週1回程度を予定している。買い物情報だけでなく、体験や学習できるイベントなども発信することで、主婦や若い人が集まるきっかけをつくりたい」と話す。
開始から2週間、7月31日時点で友だち数は60人。当面は目標1000人を目指すという。「LINE@はまだ開設したばかり。これからみんなで育てていきたい」と立岩さん。
商店街各店舗でQRコードを設置、商店街のインフォメーションにも設置する。