模造紙や画用紙などの素材にフェルトペンで描く線画の「生!!ドローイング展」が8月8日から、加古川の「松風ギャラリー」(加古川市野口町、TEL 079-420-2050)で開催される。
昨年に引き続き2回目の開催となる同展。加古川市出身の久保田裕美(ゆみ)さんが過去に制作したライブドローイングの完成品約10点を展示する。小学生を対象としたワークショップや、久保田さん本人が手掛けるライブドローイングを行い、来場者が色付けに参加する企画も予定している。2013年に描いて未完成の「イカの絵」の続きの制作も行う。
久保田さんは愛知県に拠点を置き、ライブドローイングのほか、自動車の外装、店舗、民家、公共施設に壁画を製作。これまで計39カ所で、ポップで親しみやすい動物や植物を描き、定期的な個展やグループ展などで活動している。
久保田さんは「ドローイング作品は会期中に描くため、最終日の、一番描き込んだ状態を見てもらえることが少ないので、こうして展示できることはありがたい」と話す。
松風ギャラリーのスタッフ、淺田早苗さんは「独特な世界観の久保田ワールドを楽しんでほしい。会期中は作品の制作過程が見られるライブドローイングも行う」と来場を呼び掛ける。
開催時間は9時~17時。入場無料。ライブドローイングは8日・9日・10日・12日の14時~15時。8月12日まで。