加古川のとんかつ店「とんかつ きりしま」(加古川市別府町、TEL 079-441-1510)は7月、オンラインショップをオープンした。
「女性一人でも入りやすい、五感が喜ぶホッと心地良い店」をコンセプトに2002年に開店した同店。店名の「きりしま」は、現オーナーの中村理恵さんの祖父が鹿児島出身であることにちなんでいる。鹿児島県と地元兵庫県をつなぐ架け橋のような店でありたいとの思いから、豚肉をはじめとする食材は鹿児島県産と兵庫県産を中心に使っている。
ネットで販売するのは、ヒレカツ巻きずし「きりしまロール~勝KATSU」。創作巻きずしで、テークアウトメニューとして2012年より販売している。兵庫県淡路島産の「えびすもち豚」を棒ヒレカツとして揚げ、人参や大葉とともに、甘口のゴマ酢飯で巻く。巻きに使う焼きのりは地元・加古川産。これまで全国各地の百貨店の催事でも販売、累積販売本数は2万本を超えるという。
オンラインショップを開くにあたって、できたてのおいしさを維持することに苦心したという。冷凍と解凍を上手にクリアするために、巻きずしを薄く切っているのが特徴だ。価格は864円。
中村さんは「店舗開店15周年を迎えるにあたって、長年の夢だったオンラインショップを開設することができた。加古川から全国の皆さまへ、一人でも多くの皆さまが笑顔になる商品をお届けしたい」と意気込む。