「円照寺」(加古川市志方町、TEL 079-452-2067)本堂で12月31日、「年末カウントダウン ジルベスターコンサート」が行われる。
同イベントは今年で6回目。ジルベスターは、ドイツ語で大みそかを意味する。入場者は昨年約140人を超え、地元の注目を集めている。
住職の上月義宗さんは「お寺は本来気持ちが安らぐ場所であってほしい。音楽も一緒で大みそかを温かい空気の中で過ごしてもらい、新年を豊かに迎えてほしい」と話す。
今年は約10人の演奏家が白鳥、ラデッキー行進曲、第九などの曲を演奏する。上月さんが「会場での一体感が広がる」と話すラデッキー行進曲は、毎年観客が手拍子をして盛り上がるという。
「最後には「全員で『ふるさと』を合唱して締めくくりたい」と来場を呼び掛ける。
上月さんは「お寺は街の集会所の役割をしていた。時代とともに役割は変わっていくが、花や音楽を通して地元の人が気軽に立ち寄れる場所になれば」と話す。
22時45分開演、入場無料。23時45分から先着100人に年越しそば振る舞いも行う。