
「K2 PROJECT KIMONO2(ケーツー・プロジェクト・キモノニ)」が演出を手がける着物のファッションショーが4月29日、地域活性化拠点施設「soraかさい」(加西市鶉野町)で開催される。
昭和の着物と音楽でファッションショー 「昭和の日」にちなみ加西で開催へ
同団体は2024年2月に発足。飲食店経営の戸川敬子さんとアンティーク着物店経営の冨士原和子さんが「着物の素晴らしさを加古川から世界へ」をコンセプトに立ち上げた。
イベント会社に長年勤務した経験を持つ戸川さんが、冨士原さんにアンティーク着物のファッションショー企画を持ちかけたのが開催のきっかけ。戸川さんは「冨士原さんの着物の着こなしは唯一無二。小物の合わせ方の発想が柔軟で、多くの人に見てほしいと思った」と振り返る。昨年11月、同プロジェクトとして初の着物ファッションショーを加古川市内のカフェで開催。ショーを見た同施設の関係者から声がかかり、今回の企画につながった。
今年のテーマは、「昭和」。今年は昭和が始まって100年目に当たり、「昭和の日」にちなんで開く。昭和初期のアンティーク着物に身を包んだモデル10人が、昭和時代の音楽の生演奏をバックにランウェーを歩く。マルシェイベントも同時開催。冨士原さんは「昭和初期の着物は、使っている糸が今よりも細いものがあり、柄や色使い、袖の長さなどにも違いがある。当時の着物ならではの世界観を、音楽と共に楽しんでほしい」と来場を呼びかける。
開催時間は18時30分~20時(マルシェは11時~16時)。チケットは1,000円。加西市在住者と中学生以下は無料。