アートラウンジカフェ「ato+(アトプラス)」(TEL 079-421-8070)」が複合施設「KOCO SQUARE(ココスクエア)」(加古川市野口町)1階にオープンして、5月20日で1カ月がたった。
甘い物を食べられない妊婦の友達のために考案したという「タルトシトロン」
店名には「ここで(at)、日常にプラス(+)のご褒美時間を提供したい」という思いを込めたという。
店長でシェフパティシエの坂口眞耶さんは加古川市出身。辻製菓専門学校卒業後、同校フランス校へ進学し3つ星レストランで研修。帰国後に大阪や神戸のパティスリーで6年間修業した。その後、神戸でバリスタとして2年間働き、念願だったカフェ開業の夢をかなえた。
席数は2人がけテーブル8席とカウンター6席。「ホテルのラウンジをイメージした」という店内は、インテリアトータルプロデューサー、MAKOさんが監修し、「リラックスできるような」空間演出を施す。坂口さんは「自分時間を大切にしたい女性、日々家事育児に追われるママ、仕事終わりに安らぎを求めるワーカーの方に『ゆとり』ある時間を提供していきたい」と話す。
スイーツは、ふわふわのメレンゲとベルガモットとヨーグルトのムースを使ったレモンタルト「タルトシトロン」(825円)や「ショコラバナーヌ」(792円)、抹茶とチョコのタルト「テヴェール」(770円)、「フロマージュ」(770円)などを用意。商品は季節によって入れ替わる。ドリンクは丸い容器に入ったポート・ホールのカクテルやサイホンでいれるカクテルなどのほか、ビール、ワイン、ソフトドリンクや、一人一人のオーダーに合わせてオリジナルブレンドの豆を焙煎(ばいせん)するコーヒー、京都「YUGEN」の日本茶などを提供する。
ランチメニューは予約制で、前菜や主菜が選べるセミオーダーのコース(2,200円)を用意。日本茶アドバイザーであるフードコーディネーターが監修したという、旬の食材を使った日本茶に合う月替わりの季節の御膳を提供する。
坂口さんは「地元で店を開くことができてうれしい。ランチもカフェもバーもたくさんの人の協力で最高のものを用意できたと思う。ぜひたくさんの人にご褒美時間を味わってほしい」と話す。
営業時間は、カフェタイム=11時~19時、ランチタイム=11時~14時30分(完全予約制)、バータイム=17時~24時(金曜・土曜・日曜のみ)。火曜・水曜定休。