加古川の農事組合「みやまえ営農」(加古川市西神吉町宮前)で10月1日、同組合初となる酒米「兵庫夢錦」の収穫が行われた。
みやまえ営農のヘアリーベッチ米とオクノの卵をPRする農林水産課の職員
当日は曇りだったものの前日までの雨がやみ、約40人が参加。一般公募した住民をはじめ、加古川の蔵元「岡田本家」(野口町良野)や加古川市農林水産課の職員らが収穫。親子が鎌を使い稲刈りを楽しむ姿も。
約2時間の作業を終えた後、地元で収穫した米「ヘアリーベッチ米」と加古川市のブランド卵「オクノのたまご」で作った卵かけご飯が振る舞われ、テーブルを囲む参加者からは笑みがこぼれた。
兵庫夢錦は主に東播磨、西播磨地域で栽培される品種で、加古川のような昼夜の寒暖差が少ない地域に適した酒米という。
岡田本家では11月中旬から収穫された米を使って仕込みを行い、地元の酒米を使った純米吟醸として12月中旬ごろから出荷するという。