「第12回はりま矯正展」が9月16日・17日、播磨社会復帰促進センター(加古川市八幡町、TEL 079-430-5503)で開催される。
民間企業が運営に参加する官民協働型の刑務所として2007(平成19)年に開所した同センター。初犯で、懲役8年未満の犯罪傾向の進んでいない人が収容されている。民間企業の視点が矯正教育に取り入れられ、VRを活用した教育プログラムなど新たな取り組みが行われている。
同展は、地域住民に同センターの取り組みを知ってもらおうと企画。開所から毎年開いていたが、コロナ禍で2020年以降休止していたため、今回が4年ぶりの開催となる。
当日は、普段は入ることのできない施設内の見学や受刑者の生活を紹介するパネル展示、近隣の刑務所から集めた1880点の作業製品の販売、白バイやパトカーなどの車両展示などを行う。ステージイベントでは、姫路市のご当地アイドル「KRD8」や踊っこまつり振興会によるパフォーマンス、加古川シンフォニックバンドによる演奏や地元出身のレイザーラモンHGさんによるトークショーなどを予定。
同センターの林秀樹さんは「特に参加してもらいたいのは施設見学。受刑者らの生活や作業の様子を知ってもらい、社会に戻っていく様子を見てほしい。刑務官の仕事を知る機会にもなれば」と。安里貢輝さんは「地域の皆さんに支えられて運営しているので、展示を通じて施設のことを知ってもらい、住民の皆さんに安心してもらえたら。この機会にぜひ来てほしい」と呼びかける。
開催時間は10時~16時(17日は15時まで)。参加無料。レイザーラモンHGさんのトークショーは17日13時~。