稲美町を拠点に活動するフォルクローレグループ「エスペランサ」の結成25周年記念コンサートが9月24日、加古川総合文化センター(加古川市平岡町、TEL 079-425-5300)2階・大会議室で開催される。
フォルクローレは南米の民族音楽のこと。ケーナやサンポーニャなどの民族楽器を使ってペルーやボリビアなどのアンデス地方の音楽を演奏する。
1998(平成10)年5月に行われた「第2回三木山フォルクローレ音楽祭」への出演をきっかけに結成した同グループ。メンバーそれぞれの子どもが南米音楽を聴く機会があり、その際、ケーナの音色に魅せられたママ友同士が集まったのが始まり。
エスペランサはスペイン語で「希望」を意味し、「どんなときも前向きに頑張っていこう」という思いを込めて名付けた。モットーは「見ても聴いても楽しいエスペランサ」。華やかな衣装にもこだわり活動する。結成以来、稲美町を中心に幼稚園や老人会などに呼ばれることが多く、アニメや日本の曲など、世代に合わせた音楽も演奏する。
同コンサートは、グループにとって234回目のステージ。演奏のレパートリーは100曲を超えるという。サンポーニャと打楽器を担当する島田かおりさんは「高校生から、『幼稚園の時に演奏を聴いたことを覚えている』と言われて、とてもうれしかった」と25年の活動を振り返る。
今回のコンサートは同グループが初めて主催する。ケーナ、サンポーニャ奏者のハイメグラマルさん、勝野勉さん、ギター奏者の青木直之さんをゲストに迎え、なじみのある音楽やオリジナルの楽曲などの演奏を披露する。
入場料は、予約=1,000円、当日=1,500円。予約は徳重さん(TEL 050-7110-3890)まで。