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「学校に行きにくい子どもに選択肢を」加古川のフリースクールが無料面談

共同代表の伊藤さん(左)と中野さん(右)

共同代表の伊藤さん(左)と中野さん(右)

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 加古川市を拠点に活動するオンラインフリースクール「choice(チョイス)」が、不登校児童生徒が増える9月に合わせて、学校に行きにくい子どもと保護者向けのオンライン無料面談会を実施する。

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 実施期間は9月1日から9月31日で、1回30分~1時間程度。予約制。近隣で行われている不登校親の会やフリースクールの斡旋も行う。

 子どもたちが「未来を選びとる力を育む」を身につける環境の提供を目的に今年5月に開校した同スクール。自身も不登校の経験がある伊藤広海さんと元教員でフリーライターの中野広夢さんが共同代表兼講師を務める。

 中野さんは「長期休み開けの9月は不登校児童生徒にとってしんどくなりやすい時期。学校に行きにくいときに、他の選択肢があることを伝えたい。当スクールに限らず、播磨地域には多くの居場所やフリースクールがある。これまで多くの関係機関と連携してきたパイプを生かし、その子どもに合った地域の居場所を紹介できれば」と話す。

 同スクールは「令和5年度加古川市協働のまちづくり推進事業」に採択されており、完全オンラインで授業を実施。希望者は、利用者の学習履歴を確認でき支援が必要な場合、教員免許を持ったスタッフからサポートを受けられる。開校に当たり、伊藤さんは「子どもの意思を置き去りにしない支援を大切にしたい。社会全体で教育のあり方を考えられる機会をつくれたら」と話す。

 開校日は月曜・火曜・金曜の12時45分~15時30分。利用対象は小学生~中学生。同スクール利用は月額7,700円。出席認定に必要となるICT教材での学習履歴は別途1万3,300円で提供する。

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