「第52回加古川まつり花火大会」が10月29日、開催される。
同大会は1953(昭和28)年に「川まつり」として始まり、例年8月に加古川河川敷で開催してきた。2020年と2021年は、コロナ禍などの影響で開催を中止。昨年は、密集・密接を避け、安全を確保するため打ち上げ場所を分散し、短時間で3年ぶりに実施した。開催場所は非公開だったが、自宅でも見られるように打ち上げの様子を地元ケーブルテレビでの生放送や動画配信サイトでのライブ配信を行った。
これまでの河川敷における花火大会の事業経費は約8,600万円(2019年度実績)で、そのうち安全対策にかかる費用は約6,600万円を占めていたが、昨年の事業経費は約2,800万円で、安全対策にかかる費用は約1,400万円に削減することができたという。
昨年の大会実施後のアンケートでも86.3%(約1100人)から「大変良かった」「良かった」の回答を得ることができ、今年も、従来から懸案となっていた密集、混雑状態での雑踏事故の危険性を回避するため、昨年同様に打ち上げ場所分散型で実施する。今年のテーマは「次代へとつなぐ 絆の光」。昨年5カ所だった打ち上げ場所を、今年は6カ所に増やす。
実行委員会は現在、企業協賛を募集している。担当する事務局の福田和馬さんは「開催には花火の打ち上げ費用を含め多額の費用がかかり、警備費も年々高騰している。安心して楽しめる大会継続のために、ぜひ企業協賛の協力をお願いしたい」と呼びかける。
協賛金は1万円から。協賛額に応じて、大会ホームページや、当日の生中継番組、地元コミュニティーFMやケーブルテレビでのCM放送などの特典を用意する。協賛申し込みは9月25日まで、企業協賛窓口(TEL 079-420-2528)で受け付けている。