パン製造販売会社「ニシカワ食品」(野口町長砂)の新店となるパン店「PANTOAAU(パントアーウ)」(TEL 079-497-5515)が6月24日、JR加古川駅南の「加古川ヤマトヤシキカピル21専門店街」(加古川市加古川町)1階にオープンした。
フランスのアンティークの台座などを置いたフレンチスタイルの店内は約20坪。併設するカフェは、カウンター4席、ソファ8席の計12席を設け、パンと共にコーヒーや紅茶、ワインなどを提供する。店名「パントアーウ」は、パンと合う具材や原料にこだわったパン、パンと合うドリンクを用意し、「パンがくれる新しい幸せと人と人が出会う場所を提供すること」をコンセプトに命名したという。
パンは加古川産「ゆめちから」と兵庫県産「せときらら」の2種類の国産小麦をブレンド。そのまま食べると「しっとり・もちもち」、トーストすると「ふんわり・もちもち」が特徴の「パントアーウ食パン」(1,080円)や、同社のロングセラー商品「にしかわフラワー」を小ぶりなサイズにし、従来の味に加え新たに「ミルクチョコ、ストロベリー、キャラメルチョコ、抹茶チョコ」の計5種類の味を展開した「ミニフラワー」(各種150円)など常時80種類以上の商品をそろえる。
店内奥には「キッズベーカリー」と呼ばれるコーナーを設け、小さな子どもが安心してパンを選べるようにミニトング・ミニトレーを準備している。子どもの目線に合わせた高さのテーブルにはトレー落下防止ガードを設置。パンケースにはウサギやパンダなど動物をかたどったパンを並べる。
店長の有馬秀誠さんは「新商品の『ミニフラワー』は生地が柔らかく小ぶりなサイズで小さなお子さまでも食べやすいので、いろいろな味の食べ比べをして楽しんでもらえたら。専用のギフトボックスがあるので、加古川の新たな手土産として利用してもらえたらうれしい。子どもから大人まで笑顔あふれる新しい形のニシカワパンにぜひ、足を運んでみてほしい」と来店を呼びかける。
営業部の太田秀和さんは「当社は長年、地元・加古川の皆さんに育てていただいた。加古川産の小麦を使うことで加古川の農家の活動を応援するとともに、加古川駅周辺の活性化に貢献できたら」と意気込む。
営業時間は9時~21時。