関西サッカーリーグ1部に所属し播磨地域を拠点に活動する「チェントクオーレハリマ」が6月2日、「LINC Share Time(リンクシェアタイム)」と包括連携協定を締結した。
同チームはこれまで、地域発展やスポーツ振興を目的に、加古川南高校や高砂高校と連携協定を結んでおり、今回で3件目となる。
リンクシェアタイムは、高砂の未来や高砂にある企業とのコラボレーションを考えるプロジェクト。高砂銀座商店街にあるコワーキングスペース「LINK TAKASAGO」の2階で毎週水曜、会議を開いている。昨年4月には、同プロジェクトから誕生した「高砂祭(まつり)ビール」も造った。地元サッカーチームとクラフトビールのコラボで地域を活性化したいと今回の締結に至った。
締結式には、同チームゼネラルマネジャーの滝野将成さんやLINCプロジェクトリーダーの黒田昌宏さん、高砂商工会議所の大江達也さんら10人が出席。連携事項として、「高砂市の魅力向上・発信」「スポーツ振興」「商業観光振興」などを確認。締結式後に行われた意見交換会では、「高砂祭ビールを手に試合観戦をしてもらえれば盛り上がる」「名前に『祭』が付くイベントを試合ごとに開催できれば面白い」などのアイデアが出された。
黒田さんは「親子サッカー教室や高砂祭ビールが飲めるバーベキューなど、わくわくドキドキするようなイベントを行いたい。チェントクオーレハリマとコラボレーションすることで、新しい『モノ』が生まれるきっかけになれば」と期待する。
滝野さんは「観戦後に家族や仲間と高砂祭ビールを飲みながら楽しく話してもらえるようになれば。選手と一緒にPR活動を行いたい」と意気込む。
日岡山公園陸上競技場(加古川市加古川町)で6月10日、アルテリーヴォ和歌山と対戦する。高砂市陸上競技場(高砂市米田町)では8月26日、関大FC2008と対戦する。