加古川駅前の高層ビル「リトハ加古川」(加古川市加古川町篠原町)の1階店舗スペースに9月6日、こだわりの明石のりを販売する「鍵庄(かぎしょう)」がオープンした。
店内には焼きのりや味付けのりのほか、つくだ煮やふりかけなど約20種類の商品が並ぶ。「鍵庄」はのりの名産地「明石」を拠点に自社で加工、販売を手掛け、今年で創業40年を迎える。
直売店は貴崎店、大久保店に加え、今回オープンした加古川店が3店舗目となる。のりへのこだわりは深く、1年で最初に収穫される「一番摘みのり」のみを使い商品作りを行い、肉厚でパリッとした食感やとろけるようなのりのうまみを出しているという。
同社ではのりの加工をはじめ、食品の粉砕事業も手掛け、その技術を生かした「のりそうめん」や「のりタブレット」などアイデアに富んだ商品も販売。のりの抽出成分を配合したボディーソープや美容保湿ジェルなども製造し、食品のほか生活商品も取りそろえる。
直売部の入江真里さんは「捨てるところがないのりの魅力を加古川の人たちにもっと身近に感じてもらいたい。試食コーナーもあるのでぜひ気軽に足を運んでほしい」と話す。
営業時間は9時~18時。