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加古川の学生服リユースショップ「さくらや」が移転 思いのバトンつなぐ

来店を呼びかける店主の喜多さん

来店を呼びかける店主の喜多さん

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 学生服リユースショップ「さくらや加古川店」(加古川市西神吉町)が移転オープンして1月17日で2カ月がたった。

店内に陳列された加古川市、高砂市の保育園から高校までの学生服や体操服

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 同店は、サイズが合わなくなった学生服や卒業して不要になった学用品を買い取り、定価の2割から3割ほどの価格で販売する。「学用品の購入などで困った家庭が経済的に負担なく、笑顔で帰ってもらえること」がコンセプト。売り場面積は約36坪。店内には、加古川市、高砂市の保育園から高校までの学生服や体操服、学校指定の帽子、体育館シューズなどを取りそろえる。商品の取扱量が増え移転を考えていたところ、利用客との縁から空き家となっていた一軒家を借り受けることになり移転を決めた。

 店主の喜多サユリさんは「自分も子育ての際に制服の買い替えが必要になり、苦労した経験があった。同じように困っているお母さん達の助けになりたい」と思い、学生服や体操服を必要としている貧困家庭や経済的負担が大きいひとり親家庭へ販売する活動を行ってきた。

喜多さんは「まだまだきれいだから大事に使ってほしい。少しでも必要な方に支援が届けばと譲り手からも声を頂く。学生服や学用品で困っている家庭に、学用品のリユース店があることをまず知ってほしい。そして、来店いただいた親御さんに寄り添って、今後の成長を考えながら提案していきたい。出張販売も出張買い取りもできるので相談してほしい。制服以外の地域支援も今後展開していきたい」と意気込む。

 営業時間は10時~15時(予約制)。

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