加古川市かわまちづくり協議会が、一級河川「加古川」と「JR加古川駅」からの回遊性を生かしたまちづくりをテーマに社会実験を行っている。
加古川駅から歩いて行ける「河川空間」を、「ひと」が安らぎ、「まち」がにぎわい、「自然」で憩える「ウエルネス都市加古川」の快適拠点として整備していきたいと、今年3月に計画を策定。8月9日に国の登録を受けて取り組みを始めた。
同協議会は、加古川市長をはじめ、国土交通省近畿地方整備局姫路河川道路事務所所長、町内会連合会会長ほか学識経験者らが、加古川河川敷を生かしたプロジェクトチームと共に市や市民らに提案し、意見を聞きながら、およそ5年をかけて実験と整備を進める。
実験の一つに河川ののり面スペースを有効に活用できるかどうかを検討するため、加古川河川左岸、JR神戸線の加古川鉄橋が架かる堤防上とのり面に4台~9台ほどのキッチンカーを集めて調査するイベントがある。「加古川deリバーKitchen」として9月17日、10月1日・2日に開催し、多くの来場者でにぎわいを見せた。今後、10月9日・10日、15日・16日の10時~14時にも開く。
同協議会の村上尚輝さんは「市民と民間団体と一緒になってまちづくりを進めたい。『加古川deリバーKitchen』に来て、アンケートなどにも答えてほしい」と来場を呼びかける。