加古川市立志方西小学校(加古川市志方町原)で現在、11月26日に開催する「創立150周年記念式典・行事」に向けた準備が進められている。
昨年7月に準備会を発足して以降、これまでさまざまな記念事業を展開。児童に呼びかけた記念のイラストデザインやスローガンの募集、上空からの記念撮影などを実施。選ばれたイラストは、志方の名産・イチジクや高御位山(たかみくらやま)、同校で行う稲作体験などから稲穂があしらわれている。スローガンは「楽しく学び 楽しく遊んだ 150年 未来に続け 西っ子の輪」に決まった。空撮は、同校卒業生でカメラマンとして活躍する藤城達也さんによるもので、全校生や実行委員会、教職員が運動場で「150」の人文字を作った。
現在は「創立150周年記念冊子」の制作を進めている。冊子は「思い出アルバム150年」と題し、同校の明治時代からの歴史を振り返る。アルバムには、神戸国民学校の児童たちが学童疎開してきたことも記されている。志方町にある妙正寺住職の鹿多証道さんが作詞・作曲を手がける「150周年記念ソング」も完成間近だという。運動会が終わった後、式典で披露する舞台発表などの練習も始める。
藤本豊記校長は「記念冊子の表紙デザインやスローガンを書いた横断幕などは関係者の手作りによるもので、たくさんの人たちの協力でここまできた。児童らの心や記憶に残る式典にしたい」と意気込む。