高砂市在住の会社経営者2人が6月15日、自身の誕生日に合わせて市に寄付を行った。
寄付を行ったのは共に市内で総合建築業を営む青柳進さんと山下登也さん。青柳さんは2017(平成29)年に旭日双光章を受賞したことを機に地域へ恩返しをしようと、2018(平成30)年から毎年自身の誕生日に市に寄付している。山下さんは青柳さんと旧知の仲で、誘いを受け今回から誕生日寄付に参加した。
同日、75歳の誕生日を迎えた青柳さんは年齢に合わせ75万円。6月17日に71歳の誕生日を迎える山下さんは71万円を、それぞれ市に贈った。市は寄付金で新小学1年生が使う防犯ブザー800個と「こども園」の掲示板、市内16の小中学校のビデオカメラ購入に充てた。都倉達殊市長は「毎年子どもたちも喜んでいると聞いている。大事に使わせていただく」と感謝の言葉を述べた。山下さんは「このような取り組みがさらに広がっていけばうれしい。私もできる限り毎年続けていきたい」と話す。青柳さんは「100歳、100万円になるまで続けていきたい。少しでも子どもたちの教育に役立てば」と笑顔で話す。