加古川の木村町内会が企画する「木村ふれあい夏祭り」が8月11日、泊(とまり)神社境内(加古川市加古川町)で行われる。
同祭りは、町内会や少年団、老人会などが協力して企画し、模擬店や盆踊りのほか抽選会などを用意。例年約1000人が参加するなど地元では恒例行事となっている。
同町内会会長の芝本眞吾さんは「10年ほど前までは盆踊りのみだったが、今は準備から町内が一帯となってつくり上げる一大イベントになった」と話す。
模擬店では、少年団が仕入れから調理・販売までを企画し、焼き鳥やフランクフルト、かき氷など約10店を用意。「参加型の夏祭りを目指している」と芝本さん。「(町内の)昔から住む人が決めて行うものではなく、あーでもない、こーでもないと話し合いながらつくっていくところに楽しみがある」とも。
少年団の子どもたちの手描きイラストでポスターを作ったり、盆踊りの練習をしたりと準備から手づくりで取り組む温かい雰囲気があるという。
「準備から一緒に取り組むことで、町内でいいコミュニティーが生まれている」と同町内会副会長の河合勝彦さん。同町内会広報担当の栃下定義さんは「あいさつができる関係が生まれるのも、この祭りの影響が大きい」とも。
「この時期に合わせて家族で帰省して楽しみにしてくれる方も多い」と芝本さん。「手作りのお祭りを楽しんでもらえたら」と参加を呼び掛ける。
開催時間は17時~21時(模擬店は19時30分まで。抽選会は18時~20時。盆踊りは19時30分~21時)。