加古川のコミュニティーFM放送局「BAN-BANラジオ」(加古川市加古川町)が4月1日、開局15周年を迎えた。
公開生放送を予定している番組「HARIMA BEAT CROSSING」の様子
同局は2007(平成19)年4月1日、兵庫県内11局目のコミュニティーFM放送局として開局し、加古川市、高砂市、稲美町、播磨町へ向け地域情報の放送を開始した。
同局を運営するケーブルテレビ局「BAN-BANネットワークス」が2005(平成17)年秋に発生した台風23号の災害情報の発信で、FM電波を利用した情報伝達もできないかと考えたのをきっかけに開局した。現在は防災情報のほか、生活に役立つ地域の話題を取り上げる番組を制作し、24時間放送している。
開局時から関わる同局の石川麻優さんは「ラジオはリスナーさんとの双方向のメディア。日頃から聴いてもらえる番組作りを心がけ、参加するリスナーさんが増えることで、災害時のきめ細やかな情報ネットワークの構築を目指す」と話す。
15周年特別番組として、4月24日に高砂出身のデュオアーティスト「花*花」による「花まつりコンサート」を放送。29日にはタ―ザン山下さんの番組「HARIMA BEAT CROSSINNG(ハリマビートクロッシング)」の公開生放送を予定する。
周波数は86.9メガヘルツ。