高砂地域の偉人である工楽松右衛門についての講演会が3月6日、高砂地区コミュニティセンター(高砂市高砂町北本町)で開催された。主催は高砂工楽会。
東播磨地域づくり活動応援事業の助成を受けて、郷土の偉人である工楽松右衛門について研究調査や講演活動をしている同会が、工楽松右衛門の生き方、業績を地域内外に発信することを目的に企画した。
講演会は新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、参加者数を制限し、当日の検温や手指のアルコール消毒、マスク着用を呼び掛けた上で開催。初上演の紙芝居「工楽松右衛門物語」を披露したほか、同会のこれまでの活動報告と今後の取り組みを発表した。講演では、工楽家六代目三男で大阪府立狭山池博物館館長の工楽善通(くらく よしゆき)さんが「工楽松右衛門の海と陸の仕事」について資料を用いて参加者に説明した。
事務局長の生南さんは「これからも講演会などを通じて、郷土文化や工楽松右衛門の生き方や業績を伝えていきたい。高砂工楽会としても地域活性化と新しいコミュニティーを立ち上げ、幅広い年齢層が集える場を作りたい。さまざまな企画を展開していきたい」と意気込む。