高砂工楽会(高砂市高砂町)が現在、「工楽松右衛門(くらくまつえもん)かるた」の読み札を公募している。
大変丈夫で操作性に優れた帆布といわれる「松右衛門帆」の発明者で、築港や海運の功労者として知られる工楽松右衛門についての研究調査や講演活動を行っている同団体。工楽松右衛門をテーマにした創作かるたの製作は、今後かるた大会などを開催し、松右衛門の生き方に興味や関心を持ってもらうことで地域活性化につなげようと企画した。
募集する読み札は、工楽松右衛門をはじめ、氏と関わりの深い嘉兵衛、壮右衛門、兵庫の津や工楽家旧宅などを題材に、年譜や業績など松右衛門にゆかりの事柄を盛り込むことが条件。
読み札の文字数は20字程度で、応募対象は小学生以上。申し込みは必要事項とペンネームを記載の上、ファクス、官製はがき、封書で受け付ける。採用発表は3月を予定する。採用者には記念品として読み札一覧ポスター1枚を進呈する。
同団体事務局長の生南さんは「工楽家旧宅に来て、当時の松右衛門の気持ちや思いを想像して読み札を創作してほしい。複数応募も可能。親子で一緒に、小学生もたくさん応募してほしい」と呼び掛ける。
問い合わせ、応募は工楽家旧宅で受け付ける。応募締め切りは1月31日(必着)。