成人の日の1月11日、高砂市文化会館(高砂市高砂町)で成人式が開かれた。
この日は、新型コロナウイルス感染防止で密集を避けるため、会場を2カ所に分けて式典を行った。
高砂市の今年の新成人は案内はがきを郵送する昨年12月1日時点で961人。式には晴れ着姿にマスクを着用した異例の装いで505人が出席した。会場内は座席の間隔を空け、隣接する高砂市文化保健センターをサブ会場に式典の様子を映し出すモニター中継を行ったほか、ユーチューブでのライブ配信も行った。
式典で都倉達殊市長は「一人前の社会人としてさらに自覚を持ち、責任ある行動を心掛けてほしい。コロナ禍だからこそ正しい情報を的確にとらえ、目的の達成に向けて粘り強く取り組んでほしい」と呼び掛けた。
新成人代表による誓いの言葉では、「大切な友人たちと成人式を迎えられてうれしく思う。コロナ禍の世界を見据え、新しい価値や方法を見つけていく柔軟性、逆境に立ち向かい打開していく精神力が必要となる。制限が多い現況だからこそ日々挑戦し、努力し続けていきたい」と力を込めた。