「読書週間イベント2020」が10月27日から高砂市立図書館で開催されている。
読書推進運動協議会が主催する「読書週間」に合わせて毎年開催しており、2週間にわたり読書の推進を目的にさまざまな行事を行っている。
「中学生の君たちへ」というイベントでは、今回初の試みで「14歳、明日の時間割」や「こころ」「西の魔女が死んだ」など図書館員が中学生に薦めたい本を51作品選定。事前に地元の竜山中学校の生徒がリストの中から選んだ本を読み作成した「本の紹介POP」と一緒に本を展示し貸し出しを行う。
同館スタッフの唐木裕子さんは「中学生の皆さんにもっと図書館を利用してもらいたいという思いで企画した。同じ中学生の目線での作品紹介が中学生の読書のきっかけになれば」と笑顔を見せる。
ほかにも、11月5日には大人向けのストーリーテリングが楽しめる「大人が楽しむおはなし会」、11月6日には本の書き出しやお薦めの一説を朗読する「耳から愉(たの)しむ本の世界」、自分だけのしおり作りなどができる「高砂染の図柄で本のしおりづくり」などを行う。
2階の北側回廊の壁では「名作を一行で読む展」として、新見南吉の『ごんぎつね』を横1行で展示している。
唐木さんは「読書週間のイベントを機会にたくさんの方に図書館を利用してもらえれば」と来館を呼び掛ける。
11月9日まで。