総菜・弁当持ち帰り専門店「糧(かて)」(高砂市荒井町)が8月11日で1周年を迎えた。
店主の五島幹夫さんは日本料理店で修業して腕を磨き7年前に独立し、西脇市内で和食料理店「ごはんや凸(とつ)」を経営している。学生時代を過ごした大好きな高砂で店を開きたいと、総菜・弁当持ち帰り専門店を開いた。
五島さんは1年を振り返り、「弁当は同じ料理でも別の分類だと感じさせられた。料理店であれば作ったものをすぐに食べてもらえるが、弁当は時間がたつと味や見た目が変化してしまう。時間がたってもおいしく食べてもらえるような作り方を考えるのに苦労した」と話す。
総菜や弁当などのメニューは和食料理店での仕出し料理の経験を生かし、旬の食材や国産にこだわり、定番のしょうが焼き弁当をはじめ、その日に市場で仕入れた魚や野菜を使った総菜や弁当を店頭に並べている。
五島さんは「この地域は年配の方も多く、撤退する店舗が増えているため買い物にも困っている人もいる。毎日食べても飽きずに喜んでもらえるような弁当を作っていきたい」と意気込む。
営業時間10時~18時(売り切れ次第終了)。