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高砂神社の秋祭りで行われる「船渡御」が市指定文化財に 3年に1度の伝統神事

海上で神事を行う「船渡御」の様子

海上で神事を行う「船渡御」の様子

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 高砂神社の秋祭りで行われる伝統神事「船渡御(ふなとぎょ)」が5月21日、市指定文化財に指定された。今回の指定で42件目。

船に勢いよくみこしを積みこむ瞬間

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 「船渡御」はみこしを船に乗せ、神社のそばにある堀川から加古川河口まで海上を渡御し、大漁や安全を祈願する神事。古文書や絵図によると江戸時代から行われているとされ、1960(昭和35)年に途絶えていたが1985(昭和60)年に復活し、1992年(平成4)年以降は3年に1度実施されている。

 文化財に指定した市教育委員会によると、地域の伝統ある行事として重要で、近世的な船祭りの姿をよく残していることから指定したという。みこし奉仕や船への積み下ろしを行う当番地区の強い結束や、祭礼そのものを保存活用することで地域活性化にもつながることを期待しているという。

 同神社の秋祭りは毎年10月10日、11日に執り行われ、次に船渡御が行われるのは2022年となっている。

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