新入社員により早く社会人として必要な知識を身に付けてもらおうと、高砂商工会議所(高砂市高砂町)が毎年行う新入社員研修が4月3日、生石研修センター(高砂市阿弥陀町)で開かれた。
受講したのは、ホテルや運輸、保育園など市内を中心とする7企業の12人で、新型コロナウイルスの影響で、例年の半数ほどの参加数となった。同会議所の澤田尚也さんは「これまでは、グループワークやロールプレーイングを行っていたが、今回は参加者が対面しないようにスクール形式で行った、マスクを配り、アルコール消毒液を設置し、1時間置きに換気も行った」と話す。
研修では基本的な心構えとして、第一印象の大切さ、あいさつや電話応対といったビジネスマナーやコミュニケーションを取る重要性などを講師の桑田朋美さんから学んだ。市内のホテルから参加した米村早緒理さんは「自分の引き出しが増えた気がする、スマホを見た後のあいさつの目線が場合によっては悪い印象になることもあるので気を付けようと思った」と話す。同じ会社の小篠祐貴さんは「研修は初めてで良い機会になった。社会にでないと分からなかった細かなところを学ぶことができた。先輩を支えられるように役に立ってきたい」と話す。
澤田さんは「これから長く活躍できる人材として、今日学んだことを生かしていってほしい」と参加者にエールを送る。