新型コロナウイルス感染症への対応による小学校の臨時休校に伴い、高砂市内の学童保育所は3月2日から、職員と小学校の臨時職員のスクールアシスタントが協力して児童を受け入れている。
高砂市内にはNPO法人「キッズ・スペース」が管理運営する10カ所の学童保育所があり、合計710人の児童を受け入れている。新型コロナウイルス感染症への対策では毎日、児童の来所時に検温、アルコール消毒、マスクの着用、席の間隔を開けるため1台の机に児童2人までの配置などを行っている。
事務局長の竹内茂雄さんは「高砂市では教育委員会からの提案でスクールアシスタントさんに学童保育を手伝っていただいている。他にも高砂市からマスクとアルコール消毒液の支給、松陽高校の生活文化科担当教諭の長野直子さんから今春卒業した3年生が授業の一環で作っていたマスク100個の寄付、ローソンからおにぎりの無料配布など、さまざまな地域からの支援があり、何とか児童たちが元気に過ごせる環境づくりができるよう頑張っている」と話す。
「厳しい状況が続いているが、地域の皆さんと協力してこの局面を乗り越えていきたい」と竹内さんは気を引き締める。