高砂市を拠点に活動する「出張和菓子作り体験 和-なごみ-」(高砂市曽根町)が10月25日、和菓子作り体験や実演販売を行う和菓子店「菓子処 手毬(てまり)」を姫路市本町にオープンした。
店主の中川浩弥さんは製菓の専門学校卒業後10年間、洋菓子と和菓子製造の仕事に就き、2018年(平成30)4月から「出張和菓子作り体験 和-なごみ-」として和菓子作りの出張体験講座や実演販売を行ってきた。
中川さんは「新店舗オープンに伴い高砂での店頭販売は終了するが、電話やSNSで注文を受けた際は高砂で商品を受け渡しする。出張和菓子作り体験も引き続き行うので、高砂の人はこれまでどおり安心して利用してほしい」と話す。
商品は、昔ながらの黄身あんからラムレーズンや黒蜜きな粉などの手作りあんを求肥(ぎゅうひ)で包む8種類の「創作和洋菓子 つぼみ」(100円~)をはじめ、季節に合わせて毎月デザインを変える5種類の「季節の上生菓子」(250円~)など。上生菓子は定番のこしあんとつぶあん以外にも、スイートポテト、いちご、くるみなどさまざまなあんを入れた菓子を用意する。店ではこのほか、職人が目の前で作った和菓子を販売する「和菓子実演販売」(1席=1,000円)、2種類の和菓子を作る「和菓子作り体験」(1席=1,500円)も行う。
中川さんは「昔ながらの技法を使いながら和菓子と洋菓子の両方の経験を生かし、これまでの和菓子ファンから若い方まで目で見て楽しめる和菓子でたくさんの方に喜んでもらえるよう頑張っていきたい」と意気込む。
営業時間は10時~17時。水曜定休