「第56回高砂市いけばな展」が11月16日・17日、高砂市文化保健センター(高砂市高砂町朝日町)中ホールで開催される。主催は高砂市茶華道協会。
同展は高砂市の芸術文化の発展に寄与することを目的に、「いけばな」と「茶道」の普及と会員の技術向上を図り、多くの市民に鑑賞してもらう機会として毎年開催しており、昨年は700人以上が来場した。
約130人が所属する同協会は複数の流派から成り立っており、当日は高砂市内の17流派から作品約80瓶(へい)が展示される。春のように華やかな生け花ではなく、秋の落ち着いた雰囲気が楽しめる枯れ物を生かした作品が見どころの一つ。会場では抹茶席(400円)も用意し、今回からは点茶体験コーナーも設け、来場者が茶をたて味わうこともできる。
高砂市茶華道協会の位田好男さんは「1963年(昭和38年)に1回目が始まり、当初は高砂中学校を会場に展示していた。流派によって生け方が違うのでそこも一つの楽しみとして鑑賞してほしい」と笑顔で呼び掛ける。
開催時間は、16日=10時~17時、17日=10時~16時。入場無料。