高砂市立図書館(高砂市米田町)で5月14日、本の貸出冊数が200万冊となり、200万冊目を借りた高田さん親子に記念品が贈呈された。
同館は2016年2月14日に移設オープンし、現在は平均すると1日当たり約1800冊、多い日では3000冊を超える本を貸し出している。2017(平成29)年9月には貸出冊数が100万冊を突破。今回3年3カ月で200万冊を突破した。
生後11カ月の長男羽瑠ちゃんと同館に訪れ、赤ちゃんの発達に役立つ本やパンダの写真が使われた幼児絵本など3冊を借り200万冊目となった加古川市の高田直子さんは「まさか自分が当たるとは」とびっくりした様子をみせたが、同館の大塩正一館長から絵本「ぼちぼちいこか」「じごくのそうべい」や花束など記念品を受け取り、笑顔で記念撮影に応じた。
高田さんは、2週間に1回絵本の読み聞かせイベントに合わせて同館に訪れることが多く、その時に、子育てに役立つ本を借りることが多いという。「散歩しながら歩いて来たり、買い物の時にも立ち寄ったりする。これからも子どもの成長に合わせて図書館を利用していきたい」と話す。
大塩館長は「セルフ貸出機の利用率が人数で約3割、冊数で4割程度ある。窓口で並ばずに手軽に借りられるように導入している」と話し、「図書館は情報を提供する場所考えている。貸出200万冊を突破したことは役割を果たせていると感じ誇れること」とも。
開館時間は9時30分~20時。第1月曜休館(祝日と重なる場合は翌日に変更)。