![受講生に説明する砂川さん](https://images.keizai.biz/kakogawa_keizai/headline/1613353575_photo.jpg)
山歩きの基本を学ぶ「第20回初めての山歩き教室」が4月10日、ユーアイ帆っとセンター(高砂市高砂町)で始まった。主催は高御位山遊会。
教室は、山歩きを趣味としていた同会会長の砂川延也さんが、定年後に地元で仲間と山歩きをする仲間を集めようと始めたことがきっかけで、安全に楽しく山歩きしてもらおうと毎年行っており、今年で20回目になる。
今年の受講生は24人で、高砂のほかに姫路や加古川から参加があった。参加した女性は「知り合いに誘われて高御位に登ったことがあるがしんどくて付いて行けなかった。みんなに助けられてようやく頂上にたどり着いたが、その景色や空気が気持ちよかった。楽に歩くコツを本やインターネットではなく経験者の声が聞きたくて参加した」と話す。
教室では、座学とトレーニングを兼ねた実技が6月末までにそれぞれ5回行われ、座学では山歩きの計画の立て方や服装、コンパスを使った地図の見方などを学ぶ。実技では日帰りで地元の高御位山や六甲山などを歩き、7月には終了山行として2泊3日で石川県の白山三ノ峰に登ることを目標としている。砂川さんは「教室では安全に山歩きをする基礎的な知識を学んでもらいたい」と話す。
同会では、メンバーで山歩きの旅に出掛けているほか、高御位山の清掃や案内板の設置などボランティア活動も行っている。砂川さんは「高御位山は尾根から山頂までの見晴らしが素晴らしい。瀬戸内海の明石大橋など、これだけ景色を見ながら歩ける山は珍しい。ふるさとの山から名前をもらっている会なので、教室が終了した後は、ぜひ会に入ってもらって一緒に山を歩いてもらいたい」と話す。