3月で閉園となる伊保幼稚園で、思い出展とコンサート企画「ありがとう伊保幼稚園」が現在、高砂中央公民館（高砂市伊保東）で開催されている。主催は伊保幼稚園、高砂中央公民館。

土笛を練習する様子

　同園は4月より梅井幼稚園と統合し、伊保こども園となるため3月で閉園。これまでの感謝の意味を込めて行う同企画では、同園の初代園長・清水公子さんからの資料提供で、開園当時に園で配られた手作りの便りなどを紹介。過去のアルバムや園児の作品など歴史を振り返る資料も展示する。コンサートでは、同公民館で活動している「土笛の会」と園児たちが園歌の合唱や演奏を披露する。

　同公民館館長の横道隆一さんは「園では独自に『さよならイベント』はあったが、園の中だけで終わってしまう。今までご愛顧いただいた地元の方にも来てほしいという思いから、今回のイベントを企画した」と開催の経緯を話す。

　横道さんは「地元で親しまれた伊保幼稚園の歴史と、地域の思い出を振り返ってほしい。思い出展ではメッセージボードも用意するので、子どもたちへのメッセージもお願いしたい。閉園によるさようならではなく、歌声による『ありがとう』を聞いてほしい」と来場を呼び掛ける。

　コンサートは2月28日10時～11時。問い合わせは高砂公民館（TEL 079-443-5439）まで。