全国の「こどものまち」に関わる子どもたちが集まり意見交換を行う「U-19こどものまちサミット」が2月16日・17日、高砂市青年の家(高砂市高砂町向島町)で開かれた。
このサミットは、「こどものまち」を運営する大人を主体とした「全国こどものまちサミット」に対して、イベントに関わる子どもを主体とした会議を開こうと、関東地区でこどものまちに携わる学生が発起人となって始まった。
2回目となる今回は、東播磨地区でこどものまちを運営する「高砂キッズ・スペース」が主催。当日は、神奈川県や高知県、島根県などから25人の子どもたちが集まり、よりよいまちづくりのため意見を交わした。
「こどものまち」はドイツが発祥とされ、日本では2002年頃から広まった。参加する子どもたちが政治や仕事、買い物を体験しながら社会性を学ぶことを目的に、現在日本ではおよそ200カ所で開催されているとされ、東播磨2市2町でも9月頃に行われている。
この日のサミットでは、各地域が自分たちの取り組み内容を発表。その後、それぞれの課題や新しい魅力作りのため他地域の子どもと積極的に議論を交わした。参加した島根県海士町の「島っ子ビレッジ」の高校生は「それぞれのまちには違った魅力がある。その魅力を少しでも多く自分たちのまちに吸収していきたい」と話す。
「こどものまち高砂」に参加した児童は「他のまちの取り組みで気になることが多く見つかった。これからどんどん仲良くなって意見交換していきたい」と充実した表情を見せた。