参拝者が商売繁盛と家内安全を祈念する「千両えびす祭」が1月14日、荒井神社(高砂市荒井町)で開かれる。
伝統神事として行われる同祭では恵比寿神のお札を配る。1767(明和4)年に配られた御札が残っていることから250年以上の歴史を持つ。
当日は御殿でのおはらいのほか、宮司が地域の平穏を祈る祝詞などの神事、お茶をたてて奉納する献茶式も行う。境内では荒井神社青年会が福引きや餅つきを行い、参拝者に福餅を進呈。神像を木の祠(ほこら)に入れて担ぎ、祠をたたきながらお札を配るため町内を回る「ガチャガチャ神事」も行う。
同神社の禰宜(ねぎ)・廣瀬元正さんは「例年たくさんの人が訪れてくれてうれしく思っている。家内安全と商売繁盛は新年を幸せに過ごしていく上で非常に重要なこと。気軽に参拝し祈念してほしい」と呼び掛ける。