高砂に12月1日、「牡蛎処 桝政(ますまさ) 高砂店」(高砂市中島、TEL 079-443-1900)がオープンした。
たつの市御津町室津に本店があり、シーズンには多くの客が来店する「桝政」の系列店。
広さ33坪の店内には、テーブル25席、座敷10席、掘りごたつ8席、カウンター4席の計47席を用意。木目を基調とした内装で居心地の良い雰囲気を演出する。
高砂店店長の井藤真悠子さんは「シーズン中は店内が混み合っていることが多く、はるばるお越しくださったお客さまへカキを提供できず、しのびない思いをしたことがあった。神戸方面からいらっしゃるお客さまが多いので、それならもっと近くに店舗を構えることはできないかと考えた」とオープンの経緯を話す。
同店では室津の網元と提携し、毎朝新鮮な状態でカキを仕入れるのが特徴。通常、カキの養殖には2~3年かかるが、室津の海は栄養が豊富とされ、およそ1年で食べ頃を迎える。
一つのカキに栄養を集中させるため「磨く」という養殖の手法で成長途中のカキをいったん水揚げし、成長の妨げとなる余分なものを落とし再び海に戻し大きさやおいしさが増すという。
人気メニューは「室津牡蛎食べ放題コース」(中学生以上男性=3,200円、女性・小学校高学年=2,900円、小学校低学年=2,000円、小学校低学年未満無料)、「桝政定食」(1,400円)など。
井藤さんは「私は昔カキを食べることができなかったが、桝政のカキを食べておいしいと思った。苦手な人もぜひ食べてみてほしい」と自身の体験を話す。
「カキは店内のいけすで管理し、いつでも新鮮な状態で提供することができる。夏季は岩ガキを提供しているので一年を通しておいしいカキを味わっていただければ」と来店を呼び掛ける。
営業時間は11時~22時(土曜・日曜・祝日は10時~)。