高砂市の生石神社や竜山周辺の史跡を巡るクイズラリーが11月30日まで行われている。主催は「石の宝殿研究会」(TEL 090-1598-1063)。
国指定史跡となっている生石神社の石の宝殿や竜山周辺に点在する史跡について、クイズを通して楽しく学んでもらおうと初めて開催される。同研究会の冨田卓さんは「石の宝殿の名前は知っているかもしれないが、歴史的背景や周辺の遺構についてはまだまだ知られていない。魅力が詰まったこの地域を多くの人に知ってもらいたいと思い企画した」と話す。
クイズは全10問あり、生石研修センターから生石神社、竜山麓の加茂神社や観涛処(かんとうしょ)を巡りながら、「竜山一号墳の小型石棺の用途は」や「石の宝殿の浮き石の重さは」、などの問いに3択で答える。出題は「高砂歴史ガイドクラブ」が行い、同クラブの唐津哲男さんは「歴史に興味のある人なら答えられる簡単な問題にしている。史跡を見ながら答えを探してもらえたら」と話す。
10月8日には同クラブによる講演と現地案内会が行われ、34人が参加。同クラブの会員が解説しながらクイズの出題箇所を散策した。参加した男性は「すぐ近くに住んでいてなじみのある場所だが、知らないことが多く興味深かった。今日学んだことを次は自分が誰かに伝えたい」と笑顔で話した。同研究会の冨田さんは「クイズは楽しんでもらうためのきっかけ。合格点数などはないので気軽に参加してほしい。アンケートに答えていただくと記念品をお渡しする」と呼び掛ける。
問題と解答用紙は石の宝殿研究会のホームページからダウンロード。記念品は先着300人。