高砂市国際交流協会の主催する国際交流講演会「~Youは何しに外国へ?~」が6月9日、高砂市役所南庁舎5階大会議室で開催される。
同協会は日常生活の中での交流により、日本人と外国人の異なる文化や習慣を互いに理解し認め合える住みよいまちづくりを目指し、2000年8月に設立され、今年で18年目を迎える。
同講演会では独立行政法人国際協力機構(JICA)が実施するJICAボランティア事業の青年海外協力隊で2年間ブラジルの日系人の学校にて日本文化を教えた池田航さんと、シニア海外ボランティアで4年間サモアの看護学校で化学教育を行った鈴木俊章さんが派遣先での活動内容や生活、活動で得たこと、つらかったことなどの体験談を話す。
高砂市では国際交流講演会が毎年開催されており、昨年は姉妹都市ラトローブ市(オーストラリア)から小・中学校の英語指導助手として来日されているメリッサ・ラーキンスさんによる「日本人はなぜ英語がしゃべられないのか」の講演会が外国人から見た日本人についての視点で行われた。今年は荒井小学校教諭の池田さんと加古川市在住の鈴木さんが海外派遣された日本人からの視点で講演を行う。
同協会の片岡さわ子さんは「池田さんも鈴木さんも共通して海外派遣の前後で価値観が180度変わったとおっしゃられていた。講演会ではこう在るべきだという日本での常識や固定観念にとらわれなくても良いということなど、新たな視点や視野の広げ方のヒントが得られるのでは」と講演会への参加を呼び掛ける。
開催時間は11時~12時。参加無料。6月1日までに申し込みが必要。問い合わせは高砂市国際交流協会(TEL 079-443-9132)まで。