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加古川で酒造ライブ 和と情熱をテーマに

和太鼓とフラメンコのコラボで「和と情熱」を表現

和太鼓とフラメンコのコラボで「和と情熱」を表現

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 加古川の酒造岡田本家(加古川市野口町良野)で4月3日、和太鼓とフラメンコのコラボレーションライブ「PASSION×岡田本家 和と情熱」が開催された。

和太鼓とフラメンコで「情熱」を表現

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 同イベントを主催するのは「Alma del plan(アルマデルプラン)」。代表の川守真由美さんが2009年から「フラメンコサークル ラフエンテ」で活動。一方で「さまざまなつながりか、加古川を盛り上げていきたい」という思いで2015年に立ち上げたイベント企画グループとなる。

 同企画は当初100人の来場で企画していたがチケットは早くに完売。増席して120人を超えた。当日は17時30分、川守さんのフラメンコと卜部秀樹さんのギター演奏でスタート。フラメンコとギターの音色に来場者は聴き入った。

 続いて、地元を拠点に活動する和太鼓グループ「播州奈幸子太鼓 鼓欣衆(こきんしゅう)」が演奏。太鼓の振動が蔵中に鳴り響いた。中盤からは川守さんも登場して共演。フラメンコと和太鼓のコラボで会場を沸かせた。

 後半、地元シンガー・ソングライター、佐々木優太さんが出演。音楽活動の傍ら、日本全国の神社およそ3000以上巡るなど、神社文化研究家でもある佐々木さんの「神社トークライブ」が行われた。

 寺と神社の違いを、クイズ形式を取り入れながら解説、神話や歴史について紹介。佐々木さんの軽快なトークに会場は「お~」という驚きの声や笑い声に包まれた。

 会場を提供した岡田本家の杜氏(とうじ)、岡田洋一さんによると、酒蔵をイベント会場として開放し始めたのは3年ほど前という。「地元アーティストがイベントで自由に使える会場が少ないという声を聞いたことがあった。当時、酒のタンクが一面に並んでいた酒蔵の広さを生かし、会場として使えるようにした」と話す。「普段訪れる機会の少ない酒蔵に来るきっかけにもなっている」とも。

 イベント終了後、川守さんは「今後もさまざまなつながりから企画を生み出していきたい。今日のように年に1度は酒蔵を使ったライブを開くなど、少しでも地元を盛り上げていけたら。今後は津軽三味線とのコラボなども考えたい」と意気込む。

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