加古川東市民病院(加古川市平岡町一色)のロビーで開催される「健康講座」が地元で話題となっている。
同講座は2011年11月開始から毎月2回、ロビーを利用して「健康耳より話」として親しまれており、今年4月には4年半を迎える。
講師は医師だけではなく、看護師、技師、事務職員など、どう病院の職員全員がそれぞれの専門知識を生かした講師となり、地域の人が気になっている幅広い内容で講義を行う。
3月15日には同院の理学療法士である筧達也さんによる「知っておきたい糖尿病の運動方法について」が開かれ、約60人が集まった。
講座の企画担当、中島成美さんは「講座は日々の生活にマッチした内容にしている。処方箋を待っている方や、通りがかった人が立ち止まって聞いてくれることも多く、中には講座に参加するために病院を訪れる方もいる」と話す。
地域の方々に健康情報を届けたいとの思いから始まったが、あえて会議室ではなく正面玄関近くのロビーで、15分という短時間で行うことが長く続いている理由という。
7月には加古川東市民病院と加古川西市民病院が統合され、(仮称)加古川中央市民病院として新たにスタートすることが決まっている同院。
中島さんは「せっかく長年続けてきて、楽しみにされている方もいる。新しい病院でも引き続き地域の方と近い距離で健康情報をお届けしたい」と意気込みを見せる。
講座の問い合わせは同院(TEL 079-437-2515)まで。