高砂市消防本部の古田勝也隊員が8月23日、宮城県総合運動公園グランディ21で開催される「第46回全国消防救助技術大会」に「はしご登はん」の部で出場する。
同大会は消防救助活動に不可欠な体力、精神力、技術力の向上と、全国の隊員が一堂に会し、競い、学ぶことを通じ、模範となる隊員の育成を開催の目的としている。「陸上の部」と「水上の部」があり、それぞれ8つの救助訓練種目が設けられ、全国各地の予選を勝ち抜いた隊員が、日頃鍛え抜いた救助技術を披露する。高砂市消防本部の隊員が「はしご登はん」を含む「陸上の部」の救助訓練種目で全国大会に出場するのは今回が初めて。
ロープを体にくくりつけ命綱を作成し、高さ15メートルの垂直はしごを一気に駆け上がり、その速さと安全確実性を競い合う「はしご登はん」の部。古田さんが地元の消防救助指導会に初めて出場したのは2011年で、「初めの頃は夜中まで命綱をくくる練習をしていた。」と当時を振り返る。
6年間の練習を経て、今年7月22日に兵庫県広域防災センターで開かれた第46回消防救助技術近畿地区指導会「はしご登はん」の部で第1位となり、初の全国出場を決めた。
古田さんは「昨年、タイムではトップだったが、減点があり1位にはなれず悔しい思いをした。今回ようやく全国大会に出場できることになり、とてもうれしい。全国でもトップを目指して頑張りたい」と笑顔を見せる。